2025年10月1日から、富山地方鉄道が運転手不足を理由に県内路線バスのダイヤを大幅改正します。
平日56便減、休日30便減という規模は地域公共交通に大きな影響を与える可能性があります。
当記事では、改正の背景、影響を受ける路線、新設や経路変更の情報などについて深掘りします。
なぜダイヤ改正が行われるのか?
富山地方鉄道は現在、路線バス運行に198人の運転手が必要とされています。
しかし、2025年6月末時点で25人が欠員となっており、法令遵守のもとでの運行継続が「極めて厳しい状況」だとしています。
こうした深刻な driver shortage(運転手不足)から、2025年10月のダイヤ改正を決定しました。

廃止・減便される具体路線
改正では、下記の路線が対象となります。
・城端線(城端〜富山駅)
・水橋経由滑川線(水橋東出町〜滑川駅前)
・猪谷線(笹津〜猪谷)
・その他、長沢経由山田線、堤防経由八尾線、不二栄町線など多数が含まれます。
平日は全体で56便削減され741便に、休日は30便削減し492便に減少します。
新設・経路変更される路線
今回のダイヤ改正では、一部新設や経路変更が行われます。
・富山駅〜笹津駅前:新路線を開設。
・大泉経由五百石線:迂回経路を「五番町〜西公文名経由」に変更予定。
これにより、利用率が低く拘束が長い路線の改善を目指します。
利用者への影響とその対応策
富山地方鉄道は、廃止・減便路線について「十分な周知」を行うと明言。
特に代替措置が必要な路線については、関係市町と協議を進め、利用困難を最小限に抑える方針です。
運転手不足が改善され次第、減便分の一部復便も検討されており、地元利用者への配慮が強く示されています。
ネット上での反応と声
ネット上では、下記のような声が寄せられてます。
・「城端線が無くなるのは困る。通学に使ってるのに…」
・「運転手さんの負担も理解できるが、住民には死活問題」
など、地元住民や学生からは不安の声が多数あります。
一方で、
・「代替輸送を積極的に整えてほしい」
・「バスを維持するための仕方ない対応かも」
といった理解の声も散見され、状況の複雑さが浮き彫りになっています。

まとめ
富山地方鉄道による10月1日からの路線バスダイヤ改正は、深刻な人手不足に対応するためのやむを得ない措置です。
影響を受ける人は下記を確認しましょう。
・自分が利用する路線・区間が廃止・減便対象かどうか
・地鉄公式ウェブサイトや各停留所での案内をチェック
・自治体が検討中の代替交通手段の最新情報にも注目
今後の運転手確保や再開の動きにも注視し、公共交通の変化に柔軟に対応することが大切です。
当記事は以上となります。



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