2025年5月、富山グラウジーズがB2プレイオフ準決勝で福岡に勝利し、見事1年でB1昇格を果たしました。
2024年のB2降格からわずか1年での快挙の裏には、「家族になれば勝てる」という新監督ダビー・ゴメスHCの信念と、選手・ブースターが一体となった戦いがありました。
当記事では、その道のりを振り返ります。
昨シーズンの悔しさと再起の誓い
2023–2024シーズン、富山グラウジーズはリーグワーストとなる32連敗を喫し、B1全24チーム中最下位でB2降格という屈辱を味わいました.
選手たちは「1年でB1に戻る」と誓いを立て、再起を期してチームを立て直しました。
宇都直輝選手は「降格の日を忘れずに戦い続けた」と語っており、その悔しさが昇格への原動力となりました。

ダビー・ゴメスHC就任とチーム改革
2024-2025シーズンから指揮を執ったのは36歳のダビー・ゴメスHC。
就任当初から「家族になれば勝てる」と繰り返し、厳しい中にも信頼と団結を重視したチーム作りを行いました。
ACの高原純平氏と佐野公俊氏とともに、チームの精神的支柱となり、選手たちとの強い信頼関係を築いていきました。

新戦力とキープレイヤーの躍動
2024-2025シーズンの富山には、新加入のトーマス・ケネディ選手、アーロン・ホワイト選手といった即戦力に加え、宇都直輝選手や上田隼輔選手ら既存選手も躍動。
レギュラーシーズンを38勝22敗で終え、東地区2位からプレイオフ進出を果たしました。
準々決勝では静岡を2勝1敗で下し、準決勝では今季4戦全敗だった福岡に2連勝と見事なリベンジを果たしました。
チームとブースターの絆が生んだ奇跡
5月11日、照葉積水ハウスアリーナでの準決勝第2戦。
スコアは104-95、最後のフリースローを打つ宇都の目には涙。
試合終了のブザーとともに、選手とブースターが喜びを爆発させました。
高堂孝一社長は「ブースターへの最高の恩返しができた」と感謝の言葉を述べています。
福岡まで応援に駆けつけた多くのファンが、その歴史的瞬間を見届けました。

B1復帰と新リーグ「Bプレミア」への挑戦
富山グラウジーズは、2025–2026年シーズンから始まる新リーグ「Bプレミア」に参戦することが決定しています。
北信越地区で唯一のB1クラブとして、地域のバスケットボール界を牽引する存在となることが期待されています。
今後の活躍に注目が集まります。
ネット上での反応と声
ネット上では、グラウジーズのB1復帰を祝う声が溢れました。
・「1年でここまで戻ってくるなんてすごい」
・「宇都選手の涙に感動した」
・「ゴメスHC最高」
など、多くのブースターから称賛と感謝のコメントが寄せられています。

まとめ
富山グラウジーズは、昨シーズンの悔しさを乗り越え、ゴメスHCの信念と選手たちの努力、そしてブースターの応援によって、見事B1復帰を果たしました。
「家族のようなチーム」を築き上げたことが、この奇跡を生んだ最大の要因です。
今後の「Bプレミア」での活躍にも期待が高まります。
当記事は以上となります。
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