富山市を拠点にトレーニングジムやリラクセーションサロンを運営していた日本総合療術が、2025年6月2日付で富山地方裁判所から破産開始決定を受けたことが明らかになりました。
東京商工リサーチ富山支店の発表によると、負債総額は約4,000万円に上ります。
新型コロナウイルスの影響による業績悪化が主な原因とされており、地域経済やヘルスケア業界への影響が懸念されます。
日本総合療術とは?:その事業概要と沿革
日本総合療術は2018年に設立され、富山市町村を本拠地とするヘルスケア企業です。
同社は「モトマチトレーニングジム」(富山市)と「湯めごこち療術院」(舟橋村)という2つの施設を運営し、地域住民の健康促進を目的としたサービスを展開してきました。
ジムではトレーニングマシンやフィットネス指導、療術院ではリラクゼーション施術や整体などを提供していました。

破産開始決定の経緯:負債総額約4,000万円の背景
破産開始決定が下されたのは2025年6月2日。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、長期間にわたる営業制限や顧客離れが業績に大きな影響を与えました。
また、運営コストの増加や人材確保の難しさも経営を圧迫し、最終的には資金繰りが行き詰まり破産申請に至りました。
負債総額は約4,000万円とされ、地域の中小企業としては深刻な打撃です。
現在も営業中:分割運営される両施設の現状
興味深い点は、破産決定後も「モトマチトレーニングジム」と「湯めごこち療術院」の両施設が営業を継続していることです。
事業の一部が分割され、別法人または個人事業主によって再運営されている可能性が高く、常連客にとっては大きな安心材料となっています。
ただし、今後のサービス内容や営業形態については継続的な確認が必要です。
富山県内のトレーニングジム・リラクゼーション業界への影響
日本総合療術の破産は、富山県内のヘルスケア業界にも一定の波紋を広げています。
同様に小規模で地域密着型の施設が多い中、コロナ後の回復が進む一方で、経営基盤の弱さが露呈するケースもあります。
利用者側にとっては信頼できる施設選びがより重要になってきています。
ネット上での反応と声:利用者・地域住民のコメント
ネット上では、日本総合療術の破産に対する驚きとともに、感謝や励ましの声も多く寄せられています。
・「突然のニュースで驚いた」
・「施設は続いているようで安心した」
・「通っていたジムがなくなるのは寂しい」
・「再建を願っています」
といったコメントが目立ち、地域に根ざした存在であったことが伺えます。

まとめ
日本総合療術の破産は、地域密着型のヘルスケアビジネスが抱える課題を浮き彫りにしました。
新型コロナの影響により経営難に陥った中小企業のひとつでありながら、施設は分割されて営業が継続されている点は注目に値します。
今後も地域住民の健康を支える場として信頼を得るためには、継続的な改善と透明な運営が求められます。
当記事は以上となります。
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