2025年6月10日、プロ野球セ・パ交流戦「巨人対ソフトバンク」で、読売ジャイアンツの山田龍聖投手がついにプロ初登板を果たしました。
高岡商業高校出身、社会人野球を経て2021年ドラフト2位で入団した苦労人左腕。
育成契約を乗り越え、支配下復帰からわずか2日での快挙に、多くのファンが熱い視線を送っています。
試合の概要と登板シーン
この日の試合はセ・パ交流戦、福岡ソフトバンクホークス対読売ジャイアンツ。
2回、巨人先発・井上温大投手が危険球により退場し、1アウト満塁の大ピンチに登板を命じられたのが山田龍聖投手でした。
迎えた打者はホークスの今宮健太選手。山田投手は冷静に変化球でサードゴロに打ち取り、見事な5-4-3のダブルプレイ。
わずか4球で無失点に抑え、プロ初登板とは思えない堂々たる内容でスタートを切りました。
その後も3回には4番・近藤健介選手を再びダブルプレイに。
4回にはプロ初三振を奪うなど持ち味のストレートも光りました。
5回に失点を喫し降板しましたが、3イニングを投げて1奪三振、自責点1という上々の成績で初陣を飾りました。
引用:東スポWEB
山田龍聖投手のプロフィールと経歴
山田龍聖投手は富山県出身で、高岡商業高校時代には甲子園に出場。
3年生の時には18歳以下日本代表のエース格として国際大会でも活躍しました。
高校卒業後は社会人野球の名門・JR東日本に進み、持ち味のストレートで結果を残し、2021年ドラフトで巨人に2位指名され入団。
背番号は28。
入団当時の抱負では「ジャイアンツのユニフォームを着て勝利を多くとれるようにやっていきたい」と語っていました。
支配下登録からわずか2日での登板
プロ入り後は故障や調整に苦しみ、同期の大勢投手や赤星投手が1軍で活躍する中、3年間1軍登板なし。
2024年オフには育成契約となり、ファームの新球団「くふうハヤテ」に派遣されていました。
しかし、今季はその舞台で結果を出し続け、ついに支配下登録を勝ち取ります。
登録からわずか2日後、1軍の大ピンチを救った登板は、本人の努力の証しとも言えるものでした。
今後への期待
今回の登板で強烈な印象を残した山田投手。
冷静なマウンドさばきや要所を締める投球は、今後の中継ぎ・ロングリリーフとしての可能性を感じさせます。
チームのリーグ連覇に向けて、貴重な左腕として活躍する機会が増えることが期待されます。
今後はコンディション管理と安定感が課題となりますが、十分な才能を見せてくれました。

ネット上での反応と声
ネット上では、
・「山田投手のガッツポーズに感動」
・「4球でピンチ脱出とかカッコよすぎ」
・「涙が出た」
などの声が多く見られました。
特に地元・富山県や高岡商業の関係者からは祝福と期待の声が相次いでいます。
高校時代の恩師・吉田真監督も、
・「向かっていく気持ちが出ていた」
・「チャンスを掴み取ってほしい」
とコメント。
地域に勇気と希望を与える存在として、ますます注目を集めています。

まとめ
育成降格という挫折を乗り越え、支配下登録からわずか2日で1軍登板を果たした山田龍聖投手。
甲子園・U‑18代表での実績、社会人経験を活かし、球速146キロのストレートとチェンジアップで見事に初登板を済ませました。
千載一遇のチャンスで見せた真っ向勝負。
今後はリリーフ左腕として定着し、巨人の交流戦制覇と連覇への追い風となるか―注目が集まります。
当記事は以上となります。
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