鮮魚店「魚訓」を運営する「多奈香」が破産:新型コロナ影響で経営悪化

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富山市の複合商業施設「SOGAWA BASE」内で営業していた鮮魚店「魚訓(うおとき)」を運営していた株式会社多奈香が、2024年5月28日付で富山地方裁判所高岡支部より破産手続き開始の決定を受けたことが明らかになりました。

帝国データバンク富山支店の発表によると、負債総額は約3200万円で、債権者数は約20名にのぼります。

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鮮魚店「魚訓」を展開した多奈香の会社概要と事業内容

株式会社多奈香は2019年12月に設立され、「SOGAWA BASE」のプレオープン時から鮮魚店「魚訓」として営業を開始しました。

富山県内の卸売業者からブリやハマチ、マグロ、マダイといった鮮魚を仕入れ、切身や刺身、鰻の蒲焼、にぎり寿司、海鮮丼などの加工品を販売していました。

新型コロナによる来店客数低迷と経営悪化の経緯

開業直後から来店客数は伸び悩み、第1期目の2020年5月期(約6か月間の変則決算)における売上高は約200万円と低調。

営業段階で約100万円の赤字を計上するなど、厳しいスタートを切りました。

2020年7月の「SOGAWA BASE」グランドオープン後も、新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出自粛が続き、集客に苦しむ状況が続きました。

資金繰りの悪化と破産に至るまで

開業当初から資金繰りに苦しんでいた多奈香は、新型コロナ対策として資本性劣後ローンを導入したものの、経営状況の改善には至りませんでした。

さらに2021年3月頃からは店舗賃料の支払いを延期するなど、資金繰りの悪化が顕著に。

最終的に事業継続を断念し、破産手続きに踏み切ることとなりました。

ネット上での反応と声

ネット上では、

・「コロナがなければ続いていたかも」

・「あそこの魚は新鮮で美味しかったのに」

・「SOGAWA BASEのテナント減少が心配」

といった声が見られます。

地元の人々からは惜しむ声が多く寄せられ、地域への影響の大きさがうかがえます。

まとめと今後の展望

「魚訓」の破産は、地方都市における飲食・小売業の厳しさを再認識させる事例となりました。

今後、「SOGAWA BASE」や富山市内の他店舗への影響、また地域経済の再建に向けた取り組みが注目されます。

今後の動向を見守るとともに、同様の事例を防ぐための支援策も求められます。

当記事は以上となります。

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筆者は富山県出身&富山県在住。

Bリーグの富山グラウジーズを応援してます。

写真の撮影をしており、撮影の対象は選手やチア、綺麗な風景です。

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