富山県魚津市にある「魚津水族館」は、1913年創立の現存する日本最古の水族館として長年親しまれてきました。
そんな歴史ある施設が今、老朽化した外壁の修理に向けて新たな1歩を踏み出しました。
その手段として活用されるのが「企業版ふるさと納税」。
目標金額は2,500万円、募集期間は2026年3月13日まで。
地域に根ざした文化財的存在を次世代へつなぐために、企業からの支援が求められています。
なぜ今、外壁修理が必要なのか?
100年以上の歴史を持つ魚津水族館の建物は、外壁の塗装剥がれや表面の劣化が目立ち、老朽化が深刻化しています。
このままでは美観の損失だけでなく、来館者や動物たちの安全にも影響を及ぼす可能性があります。
館長の清水悟史氏は、
・「外壁をきれいにすることで、より多くの方に親しんでもらえるような水族館にしたい」
と話しており、外壁の美化は来館者数の回復と地域活性化にもつながる重要な施策です。
引用:TBS NEWS DIG
企業版ふるさと納税とは?
「企業版ふるさと納税」とは、企業が地方自治体の地域活性化プロジェクトに寄付を行うことで、法人税などの税制優遇を受けられる制度です。
最大で約9割の税額が控除される仕組みがあり、企業にとってもメリットの大きい社会貢献手段です。
通常のふるさと納税とは異なり、企業が自治体と連携しながら地域課題の解決に貢献できるこの制度は、地域支援と企業価値向上の両立が可能な仕組みとして注目を集めています。
魚津水族館の挑戦
今回の外壁修理プロジェクトでは、企業版ふるさと納税を活用し目標額2,500万円の寄付募集が始まっています。
すでに魚津水族館は、昨年度のクラウドファンディングで4,600万円超を集めた実績があり、地域や全国からの支援が期待されています。
工事は2025年秋ごろに着工予定。
寄付の受付は2026年3月13日まで、魚津市役所にて対応しています。
企業にとっては、社会的責任(CSR)を果たす絶好の機会でもあり、今後多くの賛同が寄せられる見込みです。
ネット上での反応と声
ネット上では、
・「魚津水族館がんばれ!」
・「老朽化してたの知らなかったけど応援したい」
といった応援の声が相次いでいます。
また、過去のクラウドファンディング成功に感動したという声も多く、今回の取り組みにも高い期待が寄せられています。
企業担当者からも、
・「税制優遇があるなら、CSR活動の一環として前向きに検討したい」
との反応があり、全国からの寄付が広がる可能性もあります。

まとめ
魚津水族館の外壁修理は、単なる建物の改修にとどまらず、地域の歴史と文化を未来へ継承する大切なプロジェクトです。
企業版ふるさと納税を活用すれば、企業にとっても税制メリットと社会貢献を同時に実現できます。
100年以上続く水族館を次の100年へつなぐために今、企業の支援が求められています。
当記事は以上となります。
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