2029年の経営移管を見据え、JR城端線・氷見線の新型車両のデザインが正式に発表されました。
新型車両は「あいの風とやま鉄道」へ移管される予定で、地域の魅力を融合したデザインが注目を集めています。
富山県の新田知事や沿線4市の市長が出席した会議でその全貌が明かされ、「みんなに愛され、乗りたくなる車両」という目標にふさわしいビジュアルと機能が揃った内容となっています。
「KASANE（かさね）」というデザインコンセプトに込められた意味とは？
新型車両のデザインコンセプトは「KASANE（かさね）」。
これは、沿線4市が持つ「伝統と未来」「海と山」などの多様な魅力が重なり合うことを象徴しています。
地域の個性や自然、文化を視覚的に表現しながら、新たな公共交通のあり方を提示しています。
引用：AXIS Web
外観デザインの特徴
車両の外観は、自然と調和するシルバーを基調に設計されています。
海と山、そして富山の風を象徴する青と緑のグラデーションが施され、地域の景観と一体化した美しさを実現。
柔らかく優雅な曲線を用いた前面デザインは、立体感を演出し、未来的かつ親しみやすい印象を与えます。
引用：AXIS Web
内装のこだわり
車内には木目を活用した天井と床が採用され、まるで自然の中にいるような温かみのある空間を創出しています。
座席には自然をイメージした緑色を取り入れ、心地よく落ち着いた雰囲気を演出。
幅広い年代の利用者にとって快適な空間設計となっています。
引用：AXIS Web
ハイブリッド気動車の魅力
新型車両は、新型の蓄電池を用いたハイブリッド気動車です。
エネルギー効率が高く、環境負荷を軽減することが可能で、持続可能な公共交通の実現を支える技術です。
地域住民の生活を支える鉄道が、環境にも優しい存在として進化しています。
デザインを手がけた鈴木啓太さんとは？
この革新的なデザインを手がけたのは、神奈川県の相模鉄道などのデザイン実績を持つ鈴木啓太さん。
鉄道車両における地域性と利用者目線を融合させることで知られ、今回の「KASANE」でもその手腕が存分に発揮されています。
今後もさらにブラッシュアップが進められる予定です。
ネット上の反応と声
ネット上では、
・「デザインが美しい」
・「乗ってみたい」
・「富山の魅力が詰まっている」
などの声が多数寄せられています。
特に、丸窓・円窓といったユニークな意匠が話題となっており、観光需要の高まりにも期待が寄せられています。
まとめ
「KASANE」のデザインは、ただの移動手段を超えた、新しい公共交通のあり方を示しています。
2029年の導入に向けて、今後のブラッシュアップと進化にも期待が寄せられています。
城端線・氷見線が、より多くの人々に愛される存在となることでしょう。
当記事は以上となります。
コメント